【Part 1/2】Dane Aldersonの251/II V I ジャズフレーズ /リック “There Will Never Be Another You”

Lick フレーズ

ジャズスタンダード曲”There Will Never Be Another You”でのDane Aldersonのソロからフレーズを紹介します。

フレーズの数が多いので記事を2つに分けて投稿します。前半はコードトーンやクロマチックなアプローチ中心のキャッチーなフレーズが多く、後半はソロも発展し複雑でテクニカルなフレーズが多くなっていくように思います。ぜひ両方のフレーズを比べてながら弾いてみて、ご自身の演奏に取り入れてみてください。

フレーズの説明は私の個人の解釈です。色々な捉え方があると思いますので皆さんも分析してみてください。

ソロ後半のフレーズはこちら

【Part 2/2】Dane Aldersonの251/II V I ジャズフレーズ /リック “There Will Never Be Another You” | ジャズとベースの秘密基地 Secret Bass Base


There Will Never Be Another You – Dane Alderson’s Solo

ギター、オルガン、ベースのトリオ演奏です。3人のソロはもちろんですが、それぞれ反応しあって演奏が発展していく様子が素晴らしく、大好きな演奏です。

Dane Aldersonのソロは4:28~。


There Will Never Be Another You のコード進行

キーはEbです。フレーズは抜粋して紹介していきますので、リードシートと照らし合わせながら弾いてみてください。

※読みやすくするため実際のオクターブと譜面の表記が合っていない場合があります。上手く表記できる方法を勉強中ですm(__)m


リック1 4:34~

※ト音記号表記
※ヘ音記号表記

Cー7のコードトーンと9thを使ってBb-7の3度にアプローチしています。


リック2 4:44~

※ト音記号表記
※ヘ音記号表記

トニックのEb△7に向かうフレーズです。

3小節目Fm7の3,4拍目のように、11thからm3rdへクロマチックでアプローチするフレーズはDane Aldersonがよく弾いているフレーズだと思います。

Eb△7のルートをはさむような音使いで着地します。


リック3 4:49~

※ト音記号表記
※ヘ音記号表記

マイナーの251/II V Iフレーズです。

Dm7b5からフレージングしているというよりはG7b9→C-7を想定したフレーズだと思いました。

G7b9のb9の音からCm7の5度に着地しています。


リック4 4:54~

※ト音記号表記
※ヘ音記号表記

IV△7のAb△7に向かう251/II V Iフレーズです。

Bb-7のルートから5度まで登っていき4拍目で次のEb7オルタードテンションのb9、#9を弾いています。その後Eb7の13thからルートまでクロマチックでアプローチしAb△7の3度に着地しています。


リック5 5:02~

※ト音記号表記
※ヘ音記号表記

ABAC構成最後の一段のフレーズ。36251/III VI II V Iの部分で使えるフレーズです。

シンコペーションでGm7のルートから入り、C7のコードトーンとb5の音を使ってIIm7であるFm7のルートにアプローチしています。


リック6 5:13~

※ト音記号表記
※ヘ音記号表記

IV△7のAb△7に向かう251/II V Iフレーズです。

Bbm7上ではコードトーンを駆け上がっていくアルペジオ的なフレージングです。

Eb7上で弾いている3度、#9、b9、ルートの音使いとその後のクロマチックな動きで次のコードトーンにアプローチする方法はDane Aldersonが好んでよく演奏しているように感じます。


リック7 5:22~

※ト音記号表記
※ヘ音記号表記

トニックのEb△7に向かう251/II V Iフレーズです。

Fm7上ではメジャー7の音と13(6)の音が特徴的に使われたメロディックマイナーのフレーズですが、フレーズのリズムも相まってキャッチーな印象だと思います。


リック8 5:25~

※ト音記号表記
※ヘ音記号表記

マイナーの251/II V Iフレーズです。

m7b5コードではロクリアンのフレーズが演奏されることがよくありますが、ここではDロクリアンナチュラル9th(ロクリアンスケールの2番目の音がナチュラル)のフレーズを演奏しています。

スケールの9thがナチュラルになることでm7b5コード上でより現代的なサウンドになるようです。


リック9 5:30~

※ト音記号表記
※ヘ音記号表記

IV△7のAb△7に向かう251/II V Iフレーズです。

Cm7から同じ音の形(ルート、m3度、5度のフレーズ)を半音ずつ下げて251/II V Iフレーズに突入しています。

Eb7でテンションを含む緊張感のある響きから、IV△7のAb△7の9thの音にアプローチしています。


後半のフレーズの記事も投稿しました。

“There Will Never Be Another You”の彼のソロの前半の2コーラスからフレーズを紹介しました。

前半はコードトーン中心のフレーズとクロマチックなアプローチを組み合わせた、シンプルでいてしっかりジャズのエッセンスが入ったフレーズが多かったように思います。


ソロ後半のフレーズはこちらから◎

【Part 2/2】Dane Aldersonの251/II V I ジャズフレーズ /リック “There Will Never Be Another You” | ジャズとベースの秘密基地 Secret Bass Base


今回ご紹介したDane Aldersonはコンテンポラリーなジャズのシーンで活躍するベーシストの中でも大好きなベーシストの一人ですので、今後も彼に関する記事を積極的に更新していきます。


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