L.A.発、最強と名高いジャズフュージョンバンドYellowjacketsの現ベーシストとして活躍する”Dane Alderson”。
彼のSunny/Bobby Hebbでのソロからフレーズを抜粋して、丸の内サディスティックのコード進行上で使えるジャジーなフレーズを紹介します。
彼のフレーズはジャズやブルースのバックグラウンドを感じさせ、かつベースで演奏してカッコよくサウンドするものばかりです。
16分音符が詰まったフレーズなので難易度は高いかもしれません。
もちろんそのままSunnyの進行上で覚えても、ジャズファンク系のセッションでよく演奏される曲なので役立つと思います。
Sunny/Bobby Hebb – Dane Alderson’s Solo
2コーラスのソロで後半はスラップでソロをとっています。今回は1コーラス目の指弾き箇所からフレーズを抜粋します。スラップのパートもかっこいいので気になった方は深堀りしてみてください。
Sunnyのコード進行
実際のSunnyでのDane Aldersonのフレーズ(抜粋)
0:19~のF△7の1拍目からのフレーズを抜粋します。それがこちら。
丸の内サディスティックに当てはめる
SunnyのキーはAm、丸の内サディスティックのキーはCmなのでフレーズを転調して使います。
そしてSunnyは基本的に1小節にコードが一つずつで進行していきますが、丸の内サディスティックは1小節にコードが2つずつ変化していきますので、ここでも少し工夫が必要です。
今回の譜例(▲1,2)では丸の内サディスティックを少し改造してSunnyと同じ1小節にコードが一つずつで進行していく形にします。(つまりSunnyでの演奏を転調するだけです。)
ですが、2つの曲のコード進行の構造はとても似ているため色々な応用が利きます。
例えば
・Sunnyで演奏されている2小節分のフレーズを丸の内サディスティックの1小節に詰め込む
・Sunnyで演奏されている各コード1拍分のフレーズだけ抜き取って丸の内サディスティックの各コードに当てはめる…など
色々工夫して自分のフレーズにしてみて下さい。
そして実は、ちゃんと丸の内サディスティックと同じように1小節にコードが2つずつ変化していく場合に元のフレーズのキーだけ変えて弾いてもカッコよくサウンドします。
これは元のフレーズがコード進行にしっかりと沿って演奏されているため、曲のキー(雰囲気、トーナリティ)から逸脱していなく、コードに対して何らかの役割を持った音として当てはまっているからだと考えます。(例:2小節目2、3拍目は本来G7のフレーズだが、Eb7のルートから始まり5thにアプローチし9thから3thにアプローチ、また5thに解決というフレーズになっている。)
現代ジャズシーン最強ベーシストのひとり “Dane Alderson”
Dane Aldersonは昨今のジャズフュージョンシーンで活躍するベーシストの中でも”最強”と呼べるクラスのベーシストであると私は考えています。
彼自身の歌心の中にビバップやブルースを思わせるトラディショナルなフレーズが組み込まれた美しい演奏を披露する素晴らしいソリストです。もちろんベースラインも深い音楽への理解と愛を感じさせる素晴らしい演奏です。
私の一番好きなベーシストでもあるので当サイトでは今後も彼のトランスクリプションや記事をたくさん更新していくと思います。
彼が所属するバンドYellowjacketsが2018年にリリースしたアルバム”Raising Our Voice”から、ボーカルとのユニゾン、メロディに寄り添うバッキング、歌心あふれるベースソロが聞ける全部盛りソング”Man Facing North”を共有します。ぜひチェックしてみて下さい。
コメント
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