バンドサウンドをうねらせ、観客を踊らせるグルーヴメーカー。その中でも日本国内においてはまだ知名度が低いと思われるベーシストを紹介していきます。すでに海外では高い評価を受け活躍している達人たちです。気になるベーシストが見つかったらYouTubeなどでさらに演奏動画を深堀りしてみてください。あなたのヒーローとなる人物に出会えるかもしれません。
Bill Banwell
イギリスのセッションシーンで活躍するベーシスト、Bill Banwell。今回のコラムは彼を紹介したかったから書いたといっても過言ではありません。
映像は野外ステージでの演奏のサウンドチェック時のもの。ドラムサウンドと完璧にロックした骨太なグルーヴを奏でています。音符分たっぷりの音価、音の太さ、歌に追随するフレージング…人を踊らせるベーシストとしての魅力にあふれたプレイです。
Sean Michael Ray
アラバマ州バーミンガム出身のベーシスト、Sean Michael Ray。
ベーシストの父とオルガンプレイヤーの母を持つ彼は、今まで正式な音楽教育を受けたことがないそう。素晴らしいグルーヴメーカーは全身でグルーヴを生み出しているということがよくわかります。映像はEarth, Wind & Fireの元メンバーとしても知られるドラマーSonny Emoryのグループでの演奏。
Travis Carlton
彼の名前はTravis Carlton。おや？と思った方は鋭いです。ギタリストLarry Carltonを父に持つベーシストで映像も彼のトリオでの演奏です。父Larryと共に日本で演奏する機会もあるため、先述したベーシストより国内での知名度は高いかもしれません。
背景にブルースのフィールを感じさせる彼のプレイは、シンプルでいてツボを押さえた存在感のあるどっしりとした演奏です。ベースソロにおいても曲をがっちりグルーヴさせたままイカしたフレーズを連発します。この映像では4:59~が彼のソロです。
グルーヴメーカーの共通点
彼らの演奏に共通する特徴、それは体全体でグルーヴを感じ、生み出しているという点です。
バックビートのタイミングで体が沈み込むような動き(そのタイミングで体が沈むように動かしているという意味ではありません!笑)が特徴的ですよね。
バンドを躍動させ、観客が足を踏み鳴らし、会場が揺れるようなグルーヴを生み出すベーシストたち。
いつか彼らのような演奏をしてみたいものです…!
この記事はさらに紹介するベーシストを増やし、加筆していく予定です。
コメント
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