【本当に良かった本だけ】ベーシストのための教則本/書籍【もはや音楽家全員におすすめ】

コラム


実際に読んで所持している書籍の中から、本当によかったものを厳選して紹介します。

ベースの教則本という形をとっていますが、いい音楽を演奏するための情報が詰め込まれた本ばかりですので楽器の種類に関わらずオススメできると思います。


ゲイリー・ウィリス ベースを愛する101の方法

まず最初におすすめしたいのがこの本です。

この本はベースを演奏し始めたばかりの方、結構演奏してきたけど壁にぶつかっている方、自分の演奏スタイルがあり本格的に音楽家活動をしている方…すべての人が読んで得られるものがある本であると思います。

ベーシスト、ゲイリー・ウィリスが101の項目を挙げてすべてのベーシスト・音楽家に役立つ心構え、演奏のテクニック、楽器との向き合い方などについて解説しています。

“ベーシストとして必要なこと”が書いてある本なので、始めたての人は有益で上手くなるための近道となる情報が盛りだくさんですし、中上級者になっても都度読み返して心構えを新たにできる内容であると思います。

ベーシストがハーモニーに対して考えること、演奏や楽器に対して気にしていることなども書いてあるのでベーシスト以外のミュージシャンが読んでもすごく面白い内容だと思います。音楽すべてに共通する要素がたくさんです。

私はベース/ジャズを本格的に学び始めたとき(初心者の時期)にこの本に出会い、本当に良かったと思っています。


ベーシストのリズム感向上メカニズム 著・石村順

2冊目はリズムに関する本をオススメします。

タイトルこそ”ベーシストの”とありますが、リズムの話なのでこの本もすべてのミュージシャンに有益な書籍です。考え方や練習の仕方についてが本の内容の中心となっているので、誰が読んでもリズムの強化につながると思います。

リズムトレーニングに関する書籍がたくさんある中で私がこの本を推す要素として、”本の構成”があります。

この本は

・リズムとは何か、どういう構造でどう捉えるのかという「コンセプト編」 と、

・メカニズムを中心に解説し、どうやったらリズムやグルーヴに対する解像度が鮮明になっていくかを譜例と共に解説する「トレーニング編」に分かれています。

これによって、なぜこの練習が効果的で、これを習得するとどうなるのかということを明確に見据えながらトレーニングすることができると思います。

私はトレーニング編のフォワード・モーションやフィルインについてのコラムにすごく引き込まれました。

「フィルインはセクションの最後ではなく、次のセクションの前にくっついている」

ベーシストのリズム感向上メカニズム 著・石村順

気になった方はぜひ手に取ってみて下さい。


ちょっと番外編 : Guitar magazine 2023 3月号

この記事を書いている今現在(2023年3月)発売中のギターマガジン3月号の内容がとても素晴らしいのでご紹介します。いつでも買えるものではなくなってしまうので見かけた方は是非一度手に取ってみてください。

今月号は現代ジャズギタリストたちの特集が組まれています。

チャーリー・クリスチャン、ジャンゴラインハルトからカート・ローゼンウィンケル、ジュリアン・ラージまで、ジャズギターヒーローたちについての記事が特集されています。

彼らのインタビュー、251/II V Iフレーズについての記事やマイク・モレノのsusコードを分析する記事など、ギタリストはもちろんジャズを演奏するすべての人に一見の価値ありな雑誌だと思います。


今後もおすすめの書籍を紹介していきます。

たくさんの種類が出回っていて、良いものもたくさんあるので色々な情報を比べてぜひ自分に合った本を探してみてください。

“いい教則本”は一冊を最後までしっかり通して取り組むことができれば、確実にレベルアップするような構造(譜例の羅列ではなく、手順と理屈が添えてある形)で書かれているものが多いと感じます。

いい!と思った書籍や教則本を見つけたら今後もシェアしていきたいと考えています。

是非参考にしてみてください。


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